2015.10.30

竹籠作りと花のしつらえ

先週までは暖かかったのに、今週から急に朝晩冷えてきましたね。

先日行ったWORKSHOP「竹籠作りと花のしつらえ」
沢山の方にご参加いただきありがとうございました。

IMG_4043
長野県の安曇野にある「竹の工芸よしだ」吉田佳道さんを招いて、自分で竹籠を作るところからスタートです。
始めに吉田さんから竹や実際に編んでいく竹の材料が出来るまでの行程などをお話を聞きながらみせてもらいました。
IMG_4050みなさん普段なかなか観る事のない吉田さんのナタさばきや材料の作り方に興味深々でした。
そしていよいよ実際に16本の竹ひごを編んでいきます。
IMG_4112IMG_4108IMG_4073慣れない作業に苦戦しながらも、だんだんと形になっていくと皆さん楽しそうです!IMG_4062 IMG_4085みなさん真剣にそして黙々と、いい感じに仕上がってきました。
そして、竹籠が出来たら次は約20種類の庭摘みの花材を使って秋の花をアレンジしていきます。IMG_4088IMG_4129 IMG_4091そしてアレンジと竹籠を合わせて完成です。
IMG_4097
竹と花。
どちらも自然の素材なので相性が良く、沢山の種類の花材を使ったためすごくナチュラルな感じに仕上がりました。
今回はあえて花に関しては形を決めず、自由にアレンジしていただき
それぞれの個性が出て、皆さん綺麗に出来ました!

IMG_4095最後にテーブルに作品を並べ、お茶をしながら庭の花の説明を。
僕たちスタッフも愉しい時間になりました。
また春になったら今度はこの籠に春の花をしつらえるWORKSHOPでもやりましょうか。
吉田さん、ご参加くださった皆様ありがとうございました!

吉田さんのHP 竹の工芸よしだ
IMG_3956

2015.10.12

モノを観る視点

IMG_3803僕たちにとってこの空間を整える事は色々な意味があると思いながら取り組んでいます。

花屋として。
人間として。
地域の一員として。
自然の一部として。

いろんな視点からこの空間を考える。

多くの学びの中で特に感じるのが、人と自然の関わり方について。
これから間違いなくお年寄りが多くなり、農作業から人々が離れていく。
今まで出来ていた田んぼも畑も森も山も人の手が離れ荒れていく。

この約6年間、少しずつみんなでお店を整えるようにこの空間も整えてきて感じているのは、自然と人が上手く関わり合っていくことで、どちらも心地よく暮らしていける一つの形がある様な気がするということです。
そしてこの形が整ってくると、自然との関わりがやりがいになってくるということです。

これは理屈ではなく、実際に落ち葉を掃いたり、草を刈ったり、樹を伐ったり、石積みをしたり、そういう積み重ねの中で生まれてくる空間の緊張感がすごく心地よくなってくるという事です。

管理が大変だ。汗をかくのが嫌だ。汚れるのが嫌だ。そんな視点だけで農村や田舎を見つめるは残念だと思っています。
若い人間が、楽しく草を刈り、米を育て、自然の中で有意義な時間を過ごしながら生きていく。
そんな夢のある時間を見つめる眼でこの空間を整えていきたいと思っています。

僕たちもまだまだ形が確立出来ている訳ではありません。
可能性を信じて進んでいるところもあります。
でも、このままいくと間違いなくこの辺りの農村は荒れていくと思う。

どちらにしても自然と関わる事は、一朝一夕ではありません。
長く、確実な関わり合いと努力の中でしか魅力は見えてこないと思います。
そんな魅力をみつけられる視点を持ちながら、
5年先、10年先の姿を創造して進んでいく努力をしていきたいと思います。
IMG_3810摘みたての花材でおもてなしの花

2015.10.10

image Ⅳ

317579_115622595211572_1405679872_n写真中央がケヤキの木。
ずっと陽の目を浴びることなく育ってきた。
鬱蒼としたヒノキと竹の林を歩き、この樹に決めた。 378896_150545941719237_1702288379_nもう一度空間を整える。
周りの樹木や竹を伐採し、
現場で出た土を盛りながらグランドラインを合わせていきます。

316006_115624948544670_1270377238_nこのケヤキを中心に空間を考えて。
IMG_0728 IMG_8757種から蒔いた芝も年々広がって。
IMG_0354西側のシンボルツリー。
だいぶ空間が落ち着いてきました。

2015.09.23

image Ⅲ

IMG_66242012年夏。
のっぺりとした更地をどうしようかと考えて…IMG_6494 右端にある使い道がないからいらないと言われた石を活かす工夫を考えて…IMG_8880石のステージを思いつきました!IMG_8893とても人の手では動かせない御影石の板石。
土台の石は現場で出た物を使いました。
IMG_8875 自然の石の形を活かして火焚き場を。IMG_8889 パズルのように組み合わせて。IMG_0340間にセンベルビウムやセダムを植えて。DSCN0302石だけでは広さが中途半端なので、
あえて素材を変えて枕木のデッキを組みました。IMG_9305 IMG_9356
一本ずつ水平、垂直を合わせながら…

IMG_9677出来ました!IMG_1480枯れ枝を拾い、杉の葉を使って火をつける。
枝を拾えば、山の掃除になり、
燃えた灰は花壇に返して栄養に。
良い循環が生まれます。

IMG_9526ついでにパンでも焼きながら、山モーニング。
田舎で暮らす事の豊かさを見つけていきたいと思います。

2015.09.18

imageⅡ

定点Ⅱ 2010年2月

ここから僕たちの石と土との格闘が始まった。
時には職人さんの力も借りて。

全長300m以上はある石の輪郭。

定点22015年9月

5年間で少しずつ馴染んできました。
石積み