2015.10.12

モノを観る視点

IMG_3803僕たちにとってこの空間を整える事は色々な意味があると思いながら取り組んでいます。

花屋として。
人間として。
地域の一員として。
自然の一部として。

いろんな視点からこの空間を考える。

多くの学びの中で特に感じるのが、人と自然の関わり方について。
これから間違いなくお年寄りが多くなり、農作業から人々が離れていく。
今まで出来ていた田んぼも畑も森も山も人の手が離れ荒れていく。

この約6年間、少しずつみんなでお店を整えるようにこの空間も整えてきて感じているのは、自然と人が上手く関わり合っていくことで、どちらも心地よく暮らしていける一つの形がある様な気がするということです。
そしてこの形が整ってくると、自然との関わりがやりがいになってくるということです。

これは理屈ではなく、実際に落ち葉を掃いたり、草を刈ったり、樹を伐ったり、石積みをしたり、そういう積み重ねの中で生まれてくる空間の緊張感がすごく心地よくなってくるという事です。

管理が大変だ。汗をかくのが嫌だ。汚れるのが嫌だ。そんな視点だけで農村や田舎を見つめるは残念だと思っています。
若い人間が、楽しく草を刈り、米を育て、自然の中で有意義な時間を過ごしながら生きていく。
そんな夢のある時間を見つめる眼でこの空間を整えていきたいと思っています。

僕たちもまだまだ形が確立出来ている訳ではありません。
可能性を信じて進んでいるところもあります。
でも、このままいくと間違いなくこの辺りの農村は荒れていくと思う。

どちらにしても自然と関わる事は、一朝一夕ではありません。
長く、確実な関わり合いと努力の中でしか魅力は見えてこないと思います。
そんな魅力をみつけられる視点を持ちながら、
5年先、10年先の姿を創造して進んでいく努力をしていきたいと思います。
IMG_3810摘みたての花材でおもてなしの花