2011.12.04

光と影

今日は久しぶりにいい天気になりましたね!

ということで、夏椿とモミジの苗を移植しました。
いい感じに植えることが出来ました!

 

 

 

まだまだ小さい苗ですが、
将来必ず多くの人の心に響くような美しい姿を見せてくれると信じてます。

この樹々と一緒に、僕も日々少しでも成長していけるように頑張ろう。

2011.12.02

山を歩けば…

山を歩いて少しずつ集めました。

 

今回これを使って、リースを作りました!

 

 

 

 

 

初めに山帰来でベースを作り、そこに少しずつ色んな実ものを加えていきます。

 

 

 

 

そしてついに今日、出来上がりました!

 

 


自然のめぐみいっぱいです!

 

 

 

 

 

すべて自然の中で見つけてきた花材です。
植物は綺麗な花が咲いてるときだけが美しいわけではありません。
花が終わってからの実や種。
枯れた葉や枝。
一年を通してどんな姿も美しくて、よく見てみると面白い形だったり色んな発見があります。

 

みなさんも、山とまではいかなくてもちょっと時間をつくって散歩してみるとおもしろい発見が沢山あると思いますよ!

 

*このリースはWebshopにて販売致します。

2011.11.29

山採り

 

祖父の山にあるこのモミジを、ゆずり葉の木に移植します。

 

 

そのためにまずは根堀り。

 

 

 

丁寧に丁寧に根鉢を崩さない様に…

 

 

 

 

 

こんな感じで、根巻きまで出来ました!

 

 

後はこれをゆずり葉の木の大切な場所に移植します。
来年は、ゆずり葉の木でこのモミジの紅葉を眺められるのが楽しみです!!

 

 

今日はいまいちパッとしない天気でしたが、夕焼けはすごく綺麗でした。

 

 

2011.11.22

朝起きるのが億劫ですが

月曜から一気に冷え込んできて、温かい毛布からなかなか出られません。笑

そして今日、初霜がおりました。

 

落ち葉


ティフブレア(芝)


京かのこ


山帰来の実

朝起きるのが億劫ですが、寒い中でしか見られない美しい姿も沢山あります。
みなさんも少し早起きして外を眺めると、きっと見つけられると思いますよ!

そういえば、山帰来の実もそうですが、山の実ものを集めてリースを製作中。

完成したら載せますね!!

 

2011.11.15

ゆずり葉の木

この場所の名前、「ゆずり葉の木」の由来を紹介したいと思います。

 

河井酔茗という方が「ゆずり葉」という題で、一遍の詩を書かれています。

 

「ゆずり葉」

子供たちよ
これはゆずり葉の木です
このゆずり葉は
新しい葉が出来ると
入り代わって古い葉が落ちてしまうのです

こんなに厚い葉
こんなに大きい葉でも
新しい葉が出来ると無造作に落ちる
新しい葉にいのちをゆずって…

子供たちよ
お前たちは何をほしがらないでも
すべてのものたちがお前たちにゆずられるのです
太陽のめぐるかぎり
ゆずられるものは絶えません

かがやける大都会も
そっくりお前たちがゆずり受けるのです
読みきれないほどの書物も
幸福なる子供たちよ
お前たちの手はまだ小さいけれど…

世のお父さん、お母さんたちは
何一つ持ってゆかない
みんなお前たちにゆずってゆくために
いのちあるもの、よいもの、美しいものを
一生懸命に造っています

今、お前たちは気が付かないけれど
ひとりでにいのちは延びる
鳥のようにうたい、花のように笑ってる間に
気が付いてきます

そしたら子供たちよ
もう一度ゆずり葉の木の下に立って
ゆずり葉を見るときが来るでしょう

 

 

今、80を過ぎた祖父と、親父、僕の3世代でこの場所に関わっています。
この詩のような想いでここを育てていきたいとおもい、この庭を「ゆずり葉の木」と名付けました。

 

 

ちょうどいい機会なので、この場所を担当させてもらっている僕の紹介もついでに簡単に書きたいと思います。

僕は、東京農業大学の造園科学科を卒業し、卒業後の一年間、ドイツのAachenという街の造園会社で働いていました。そして、今年の3月末に帰国し、現在はこのゆずり葉の木に手を入れる毎日を送っています。

大学で4年間造園を学び、一年海外に出てみて、今、庭のある暮らし(生き方)の価値、面白さをすごく感じています。庭を通して感じる自然や植物の強さ、美しさ、はかなさ、そして恐さ…そんな自然から感じる感覚を大切にしながら生きていく暮らしにとても興味があります。

このゆずり葉の木が形になってくるのはまだまだ5年、10年と長い年月がかかりますが、将来はこの庭を通して、自分なりに庭のある暮らしを提案していきたいと思います。

まだまだ、今の僕には何もありません。
毎日が悪戦苦闘です。

そんな格闘も含めて、ゆずり葉の木の日々の姿を伝えていきたいと思います。